課題解決への取り組み あるべき姿を構造化する【その1】

■課題解決に取り組むその前に

仕事をしているといろいろな局面で課題解決を行うことになりますよね。
そしてついつい目の前に見える課題に飛びつき、解決しようとしてうまくいかないそんなことの繰り返しが発生する。

どうして、うまくいかないのでしょうか?
様々な理由があると思いますが、よくあるケースとして課題抽出がうまくいっていないということがあてはまると思います。

今回は、課題解決というテーマで複数回にわけて考えを共有していきたいと思います。

■フレームワークで課題を抽出する

まず、課題を抽出する上での全体感としては、
『あるべき姿』―『現状』=『課題』というように考えています。

まず課題ありきではなく、あるべき姿や目指す姿、目的などいろいろな呼び方があると思いますが、その時その時に実現するべき(したい)姿があると思います。

ここをしっかりと関係者で共有しないとまず大前提である『あるべき姿』がズレていると上記の数式であらわしているように答え(ここでは課題)が大きくズレることとなり、結果として誤った課題を導き出すこととなってしまいます。

なので、私も課題解決を検討するような打ち合わせの場では、上記数式を書き、まず『あるべき姿』を明確にしませんか?ということを投げかけるようにしています。

正直この取り組みは時間がかかるものですが、たどり着く先が間違っていたのなら、どんなに早くたどり着いても意味がありません。
まさに『急がば回れ』です

■まずは、あるべき姿を共有する

最終的には『あるべき姿』を共有するところがゴールですが、必ずしも最初から関係者の意見が一致しているとは限りません。

なので、ブレストというか箇条書きで、それぞれの思うところを書き出していきましょう。

ここでは、相手の意見を否定することなく、単純にホワイトボードへ書き出していくようなイメージで行うことが大事です。

ある程度の量、テーマにもよると思いますが、10~20ぐらいを目標に多少こじつけのようなものも含めて書き出すぐらいのつもりでやりましょう!

■書き出したあるべき姿の関係性を導き出す

書き出したあるべき姿には、関係性があって、それぞれを結びつけることができます。

どのような関係性かというと『目的』『手段』になります。
図で表すと以下のようなイメージになります。

ある人があるべき姿だと思っていたものは、別の人が思っていたあるべき姿を実現するための手段であったり、あるいは、あるべき姿を実現するための目的となっているものです。

例としてあげるとすると下の図のようになります。

例えば、『営業力強化』することがあるべき姿(目的)という意見に対しては、その上位目的として『売上向上』といったような目的があると考えられます。

また『人材教育』体制構築やカリキュラムをそろえることが目的という意見に対しては、それは、営業力強化するための手段であるといえるのです。

■まとめ

このような形でさきほどブレストであげた10~20のあるべき姿を目的・手段でつなげていくことによって、構造化することが大切です。

構造化することによって、関係者の頭の中が整理され、共通認識化が進んでいきます。

まずは、このような形で『あるべき姿』を整理してみることから始めてみてはいかがでしょうか?

整理すると
①あるべき姿をブレストで書き出す(10~20は、リストアップしましょう)
②それぞれのあるべき姿を目的と手段の関係性でつなげ、構造化する
③構造化されたあるべき姿で関係者における共通認識を高め、本当に達成すべきあるべき姿を明確にする

次回は、このあるべき姿に対して現状を把握する取り組みについてご説明したいと思います。

それではまた、Ragでした